2019年11月10日日曜日

2019年10月の短歌と合評



担当:北里                                                                                                             

 歌: 競歩にて2020にかける夢 メダルを手にした友を祝う
最終歌: 金色のメダル手にせし友祝う 夢は競歩で東京五輪へ

 10月の歌は、話題性があり深沢しのさんの歌を選びました。
鈴木雄介選手は今年9月に行われたドーハ世界陸上の男子50km競歩で金メダルを獲得し、東京オリンピックへの出場が内定しました。深沢さんはこその結果を受けてこの歌を詠われたものと思います。調べましたら、鈴木選手はいろいろと優れた結果を残している実績ある選手で、男子20km競歩の世界記録保持者でもあるそうです。夢ではなく現実のものとして東京五輪でのメダルが期待できますね。
元歌の「2020」「メダル」でも理解はできますが、最終歌で「東京五輪」「金色のメダル」としたことで、友である鈴木選手が目指す方向性ががハッキリし、すっきりしたと思います。
東京五輪が8か月後に迫るこの時点でマラソン・競歩の札幌開催が決まったことは、札幌市民としては突然のことで驚きもしましたが嬉しくもあり、賛否両論ありますが、決まった以上素晴らしい大会になって欲しいと願っています。鈴木選手を沿道で応援したいです。
                                                                                                              
<合評>
(北里)世界陸上が終わったばかりで、強い日本が記憶に新しいです。メダリストは詠み手のご友人なのでしょうか。どの選手ですか。鈴木雄介選手です。オリンピック世界選手権で金メダルでした。東京オリンピックのマラソンと競歩が札幌開催となるようです。応援します。
(白樺)上の句は作者自身が来年の競歩に夢を賭けているともとれますが、競歩に参加するのはご友人なのですね。下の句では過去にすでにメダルを獲得してるようですが、未来に夢を賭けるということですから下の句も例えば未来形に統一するとよいのでは。

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