担当:宇津木千代
今月の歌は、中井さんの歌を選びました。英語ですが「Yesterday is history. Tomorrow is a mystery. Today is a gift. That's why it is called the present.」というような、確か歌の歌詞がありましたが、そんな感じを受ける中井さんの歌です。しかし、私は、添削した最終歌よりも、原歌が
良いように思えます。最終歌は、いじり過ぎの感じがします。下の句を具体的に、という評もありますが、このままのほうが、想像の余地が残されているので、歌が膨らみます。歌も具体が効く場合もあり、抽象が想像の余地を残す場合もありますので、歌次第だと思います。
良いように思えます。最終歌は、いじり過ぎの感じがします。下の句を具体的に、という評もありますが、このままのほうが、想像の余地が残されているので、歌が膨らみます。歌も具体が効く場合もあり、抽象が想像の余地を残す場合もありますので、歌次第だと思います。
中井久游
原歌:暁に白き手袋野球帽 今日とふ未知の始まりを行く (萩)秘めた闘志を感じる一首ですね。前半は現実の姿、後半は未知のものへの期待が感じられ、その転換がいいと思います。 (千代) 朝未だ暗い時、しっかりと歩いていける服装に身を固め、いざ!という感じですか? (白樺:下の句をもう少し具体化するとより想像がふくらむようです。)
(北里)新しいことに挑戦する日の朝の歌なのかと思いましたが、白い手袋と帽子・・・?散歩に出かけるのでしょうか。それでは挑戦にならないし、読み手に何をするのかが分かると良いと思います。 (中井)未明の寒い中へ、完全防備でウォーキングに出かけるところです。「未知の始まりを行く」に思いを込めたのですが、伝わりませんか? (もも)早朝から出勤するときの様子でしょうか。結句は、「・・・始まりを踏む」としてみました。
最終歌;きさらぎの今日(けふ)とふ未知の始まりに踏み込んでゆく朝のウォーク
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