担当:北里かおる
元 歌: 18年続いた友との縁を切るラインで送る語彙の数々
最終歌: 十八年続いた友との縁を切るラインで送るこれっきりの言葉
今回は、深沢さんの歌を選びました。もう十年以上前になりますが、私にも同様の苦い経験があります。私の場合は電話で喧嘩別れとなってしまいましたが、今は“ライン”か…と時代を感じました。18年という長き年月とラインが送信される一瞬の「時間」の対比が、人間関係のあっけなさを強調していて、歌を味わい深くしていると思います。また、最終歌では「これっきり」という歯切れのよい言葉を使ったことで、字余りにはなりますが、言いたいことが読み手にストンと届く歌になったと思います。余談ですが、「これっきり」という言葉で、私は山口百恵の「横須賀ストーリー」の歌詞を思い出しました。
(白樺) 長く続いた友人との縁と一瞬にして伝わる今風のラインでのコミュニケーションの短さが対照的。
(千代)結句ですが、“語彙の数々”ということですが、恐らく上の句から察しますと、怒りの言葉なのだろうと思いますが、“・・・・ラインで送るこれっきりの言葉”としてみました。
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