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2019年8月9日金曜日
2019 7月の短歌合評
担当:深沢 しの
元歌: 「恋人」のマラソン人はいづくより来たりていづこに走り去りしや
最終歌: 「恋人」のマラソン人はいづくより来たりていづこに走り去りしや
7月の歌は、宇津木さんの歌を選びました。
北里さんの言っているようにマラソンランナーとは言うのですがマラソン人という言い方は実際にしません。確か歌詞の中では”砂利道を駆け足で、マラソン人が行き過ぎる”で
現在の言葉で言いかえれば”ジョガー達が行き過ぎる”かもしれません。
宇津木さんが説明の中でわからない短歌にも2種類あり、知識不足であれば調べればわかる。誰にでもわかる短歌は詠みようがないと述べています。
毎回無理をして皆がわかるような歌を詠もうとしていた自分が少しこの言葉でほっとした気分にさせられました。
(深沢)ミステリーなマラソン人ですね。さっと来てさっと過ぎていく、想いを馳せるには丁度良いのかもしれません。
(北里)誰の歌だったか歌手の名前が出てこなくて調べてしまいました。五輪真弓さんの歌でした。歌詞にある「マラソン人」という表現、懐かしいです。マラソンランナーとは言います
が、いまだに「マラソン人」という言葉は使われませんので、ほぼ死語でしょうか。歌を知らない人は何のことがピンときませんね。(千代:分からない短歌にも2通りあります。表現がはっきりしない故に分からないという短歌、もう一つは知識不足ゆえの分からい、という短歌。後者の場合は調べれば分かる、と言う場合と、そっちの方面には疎い、ということなどが挙げられます。誰にでもわかる短歌など詠みようがありません。調べるか想像してもらうより以外にないですね。ただし、この“恋人”の場合は、五輪真弓を入れたかったのですが、文字数が入りきらなかったので、何かヒントを考えてみます。‘老い人(おいびと)“ ”田舎人(いなかびと)“は、私の好きな言葉です。短歌や詩では美しさのために、死語(?)も堂々と使います。例えば、夫(つま)、一生(ひとよ)など。)
*何とか作者の五輪(いつわ)か真弓の名前をいれるようにいろいろ考えたのですが、変更しようがなく、このままにします。
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