2011年4月19日火曜日

河野裕子

河野裕子の絶詠は「手をのべてあなたとあなたに触れたきに息が足りないこの世の息が」であるが、この歌は死の前日に詠まれたものだそうだ。歌が命、命が歌にまでなっている。5,7,5,7,7に潜む魔。まるで息をはくように、口から出る言葉が韻をもち、リズムに乗っている。全身心がこれ短歌になっているすごさを感じないわけにはいかない。日本にいる私の歌の先輩は、いつも「歌をやめてはだめよ。何が何でも続けなさい」と言い続けている。そして「私の晩年にもし歌がなかったら、どんなにつまらない晩年になっていたことでしょう」とも言っている。歌に潜む魔力は何なのだろうか。忙しいから、気分が乗らないから歌はできない、というような私たちレベルではない。詠まずにはいられない、命があるのであろう。私ももっと自分の命レベルで歌と取り組んでいきたい。

2011年4月14日木曜日

全日本短歌大会作品募集のお知らせ

日本歌人クラブ主催の短歌大会作品募集のお知らせです。締め切りは6月30日です。詳細は日本歌人クラブのウェブサイトをご参照ください。

2011年4月13日水曜日

懐かしい古典文法の本

何十年も前の私の高校時代には、国語とは別に古文と漢文の授業がありました。何年も後に私が米国に来ることになった時にどういうわけか高校時代に使った古典文法と漢文の教科書も一緒に持ってきました。本屋さんに行けばいくらでももっと新しい本が手に入るのにわざわざ高校時代に使った教科書をもってきたのです。今ではもってきてよかったと思います。一つには青春の懐かしい思い出にもなるし、なによりも内容が易しく書かれているからです。説明に使われている例文も徒然草、枕草紙、古今集、更級日記、平家物語、方丈記、土佐日記,万葉集等の有名な古典から引用されていて古典への興味をそそられます。今短歌を作る時に重宝をしています。

2011年4月5日火曜日

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